「早くそういう人が見付かるといいですね」


「あぁ。まぁ、辛い事があったら、いつでも誘っていいぞ。俺は仕事が終わった後は大体暇してるからな」


「はい。でも、毎日のように三上さんと居酒屋は嫌です」


「何で…?」


「三上さんと居酒屋に行くって事は、彼氏と上手くいってないって事でしょ?」


「そうだな。じゃあ、たまにがいいか」


「はい」



そう言って三上さんと笑い合う。


凄く、気持ちが軽くなった気がした。



「良かった。元気になって」


「えっ?」


「そういう顔してろ。会社じゃ死にそうな顔をしていたぞ?」