仕事が終わると、三上さんと居酒屋で直に待ち合わせた。
私が居酒屋に入ると、三上さんはもう座ってタバコを吸っていた。
「すみません、待ちました?」
「いや、今来たとこ」
そう言うと三上さんはタバコを消す。
「タバコ吸うんですね?」
「あぁ。会社で吸えないからキツくてね」
「私は気にしないんで、いいですよ?吸っても」
「神田さんは吸わないんでしょ?だからいいよ」
「いいのに」
「じゃあ、凄く吸いたくなったら吸うよ」
そう言って三上さんは笑った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…