―日曜日


朝8時にインターホンが鳴りまくる…。


あー、やっぱり来ちゃった


鍵穴をそっと覗くと、凄い剣幕でインターホンを鳴らしている、父親の姿が見えた。



仕方ない、開けるか…。



私が渋々玄関を開けると、父親はズカズカと上がり込み、母親は困った顔をして、中へと入った。



「お前は一体何をしているんだ!!」



父親の第一声が頭に響く…。



「連絡しなかったのは悪かったから、ちょっと落ち着いてよ…」


「シュウとかいう男は!?」


「……。何で知ってるの…?」


「そんな事はどうでもいい!!」