「どうした?」


「意外だなって」


「…?」


「三上さん、居酒屋とか行かなさそうだし、静かな所で飲んでそうですから」


「俺はこういう所の方が好きなんだ。社外でまで気を張りたくないからね」



意外…。
寝てる時も気を張ってるイメージだもん。


でも、仕事以外の話しはした事ないから、何を話したらいいのか分からない。


そう思った時、三上さんが言った。



「最近元気ないみたいだけど、又、何かあったのか?」


「…。いえ、会社では何も無いですよ」


「男か?」



いきなり核心を付かれてドキッとした。