すると、シュウは吹き出して言った。
「倫子さんはそのままでいいよ。俺、こんなに笑ったの久し振り」
「……。ピザでも頼もうか?」
「うん」
そう言ってピザを頼み、シュウと食べた。
「仕事大変?」
「うん。覚える事も考えなきゃいけない事もいっぱいあるから」
「大丈夫だよ、シュウなら」
「倫子さんのドジっぷり見たら元気になったし、自信がついた」
「あっそ…」
そしてシュウは優しくキスをした。
ねぇ、シュウ。
名前の事も家の事も、私にはちゃんと話してくれないの?
そんな言葉が頭をよぎる……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…