「あの…誰ですか…?」



今からシュウが来るのに…。



「倫子さん…」



えっ?
声低いしオカマ?!



「何で私の名前知ってるんですか?私オカマの友達なんていませんけど…」



するとオカマは近付いて来て、いきなり私を抱き締めた…。


シュウの匂いだ…



「シュウ!!」



私も強くシュウを抱き締め返す。



「やっと分かった?」


「うん…。まさかシュウが女装するなんて思わなかったから。…綺麗だよ」


「……。嬉しくないし」


「あのね、シュウ…」


「倫子さん、臭くない…?」