「……」



私の不安は簡単に現実に変わろうとしている…。



「俺さ、親父に会社を頼まれたんだ」


「でもシュウ、会社の事なんて何も分からないじゃん…」


「勉強はしてたよ、ずっと…」



やだ!
シュウが居ないと私、生きてる意味がない



「だってシュウ、今までそんな話し一度もしなかったじゃない!」


「雅樹がやると思ってたから」


「じゃあ、うちから通えばいいじゃない!」



私の目から涙が溢れた…。


行かないで…。



止めないと、シュウが出て行っちゃう……。