「ただいまー」



ハイテンションで帰った私を、シュウは不思議そうな顔で見て言った。



「何かあったの?」


「…ちょっとね!シュウ、ありがとう」


「…?俺何もしてないよ」


「いーの!私がありがとうって言ってんだから、素直に受け取りなさい」


「変なの」



シュウと、ずっと一緒に居たい……。



「あっ、そうだ!シュウ、ずっとここに住んでてもいいよ」


「そんな事したら倫子さん、いき遅れちゃうよ?」


「そしたらシュウのお嫁さんにして貰うからいいもん!」



冗談っぽく言った精一杯の言葉だった。