「15…16だったかな。忘れた」


「最近の事なのに?」


「うん」


「じゃあ、2・3年でシュウくらいは上手くなる?」


「…さぁ。飯作ってたのはもっとガキの頃だったから」


「お母さんは?作ってくれなかったの?」


「……」



シュウはそのまま黙り込んでしまった。


聞いたらいけなかったのかな?


でも知りたいな。
子供の頃のシュウの話しとか、家の事とか色々……。


もっとシュウが心を開いてくれたら、又聞いてみよ。



「倫子さん、これ持ってって」


「うん」



ご飯を食べ終わり、時間が経っても寝たくなかった…。