「……シュウ?」



シュウは何も言わなくて、私はただただ固まっていた。


そして暫くするとシュウは言った。



「倫子さんに支えてくれる人が出て来るまで、倫子さんが辛い時は俺がギュッてしてあげるから、言って?」


「……うん」


「添い寝まではOKだから」


「結構です!!」



そう言って笑うとシュウが言った。



「やっと笑った。じゃあ、ご飯作るね」



シュウはご飯を作り始め、私はドキドキしていた。


胸が熱い…。




―ピンポン



「倫子さん、誰か来たよ」



せっかくいい気分なのに…。