「神田さん、ちょっと」



三上さんの声に一瞬ビクっとして、私は三上さんの所に行く。



「今日、残業大丈夫?」


「は…い。大丈夫です」


「じゃあ、これ今日中に頼むよ」



そう言われ、三上さんに頼まれた大量の仕事をやっていく。


私は周りの冷たい態度と、三上さんに与えられる大量の仕事でいっぱいいっぱいになった。


帰ればシュウが待ってるんだ…。


ただそれだけを励みに


シュウの存在だけが私にパワーを与えてくれる。



だって私が頑張らないと、あの家にも住めなくなる