待ち合い室に座り、 時計の音と一緒にシュウとの思い出を振り返る。 死なないで…。 ローカを歩く音が聞こえる度に、恐怖感が私を襲った。 何で人はこういう時、 良い知らせではなく、 悪い知らせの方を予想してしまうのだろう…? 山を越えれば助かるのに、 悪い方ばかりを予想して、 恐怖に脅える。 何もないまま時間は流れて、 気付くと暗くなっていた空が、明るくなっていた。 今晩が山って言われていた。 シュウは助かったの…?