―翌日


朝起きると、シュウの姿を確認してホッとしている私がいた…。


いつものように朝御飯を食べて、いつものようにシュウに化粧を見て貰う。



「今日、出て行くから」



胸がズキンとした



「うん」


「荷物、置いてくやつは悪いけど倫子さんが処分して?」


「うん、分かった…」



もう出て行っちゃうんだ…。
もう少し居ると思ってた……。


こんなにいつも一緒に居たのに、1番遠い人になるんだ…。



そう思った時、
私は机の上に置いてあったシュウの携帯を手にした。