「で?」


「シュウに出て行って欲しいって言われたから、出て行って欲しいんだ」


「ふーん…。分かったよ」


「うん、ごめんね!」


「でも…嬉しそうに言うんだね」



シュウはムッとして、自分の部屋に戻って行った。



だって無理だもん。
普通に言ったら、シュウの前で絶対に泣いちゃう…。


明るく言わないと絶対に泣いちゃう…。




嬉しい訳ないじゃん…。