「和幸の話しだと倫子さんは家事も出来るみたいだし、勤務態度も真面目で、変な噂は聞いた事ないみたいだけど、どういう事なの?」



もし…親戚の子って嘘を付いても、シュウと兄弟じゃないってバレてるんだ。
そんな嘘、すぐにバレる。
ちゃんと話して謝るしか無い…。



「シュウは…」



そう言いかけた時、早川さんが言った。



「いいよ、倫子。シュウくんにはすぐにでも家を出て行って貰って、ちゃんと婚約しよう?」


「和幸!何言ってるの?こういう事はね、ちゃんとしないとダメなのよ?」


「大丈夫だよ。俺、シュウくんと会った事あるし。ちゃんと彼女もいるよ。ただの同居だろ?」