「この前から思ってたんだけど…。やっぱり倫子って好きな人いるでしょ?」


「……」


「今言ってたような子が好きなら、やめときなよ?女は結婚相手で人生が変わるの。倫子みたいに料理上手で、何でも出来る子に、そんな男は絶対にダメだよ。泣かされるだけ。絶対幸せにはなれないから」


「…絶対?」


「絶対!!」


「…ありがとう」



シュウへの気持ちを抑えようとしている私が、
1番望んでいた言葉…。


シュウの事を何も知らないカンナに、シュウの悪口を言われるのは胸が痛いけど、これでいいんだ。


カンナがはっきり言ってくれる友達で良かった。