翌朝、シュウにお弁当を2つ渡され、会社の昼食時間を迎えた。


何だか凄く憂鬱…。


そんな私とは正反対に、カンナ達は凄く張り切ってるよ…。



「ほら、倫子急いで!早川さん、待ってるよ?!」


「う、うん」



食堂の入り口で待つ早川さんの元に向かう私は、まるで早川さんの恋人か、片思いしている子みたい。



「待ちましたか?すみません、これ…」


「ありがとう。楽しみだな、神田さんのお弁当」



早川さんは凄く嬉しそうに言った。



「いえ、お口に合うかは分かりませんがっ」



そう言ってお弁当を渡した私は、頭を下げて食堂の中に入った。