「凄いじゃない、倫子!」


「いいなぁ、私も明日からお弁当にしようかな…」



やっぱり、相変わらず人気あるんだ。
早川さん…。


私はお弁当を食べながら言った。



「でも早川さんって、紺野さんと付き合ってるんでしょ?彼女持ちに声掛けられてもね…」



嫌な過去しか思い浮かばない。
そんな私の言葉に、カンナ達はキョトンとした顔をして言った。



「倫子、知らなかったの?早川さんと紺野さん、別れたのよ?」


「えっ?何で?」


「さぁ?でも、早川さんが紺野さんに『結婚は考えられない』って言ったとか何とか…。ね?」