―翌朝


何も無かったような顔をして、シュウはご飯とお弁当を作る。



「倫子さん、ちゃんと寝た?凄いクマだよ…」


「…うん」


「昨日、俺が居ない時に何かあったの?」


「別に…」



『シュウのバイトの事で眠れなかったんだよ』


なんて言ったらシュウは笑うよね?


ご飯を食べ終わると、
いつものようにシュウに化粧をして貰う。


シュウの触れる手が、
私の顔を熱くさせる。


シュウの近い顔が、
私の胸をドキドキさせる。



何で、いきなりこんなにシュウを男として、
意識しちゃってる…?




私、変だよ。