朝起きたら突然居なくなっていて…。


その時はきっと、私はシュウの事を探してしまうかも知れない。



ううん、そんな事無い。
きっとその頃には私にも彼氏が出来ていて、
シュウが居なくなる事にせいせいしてるんだ。



悲しくなんかならない。



私、シュウの事なんて好きじゃないし…。




私は結局眠れなくて、朝4時半にカタンと言う物音を聞き、玄関に向かった。



「…シュウ?」


「あっ、倫子さん…。起こしちゃった?」


「…うん」


「俺、ちょっと風呂入って来るから」