服を着てみると…。
何だか凄くいい感じじゃない…?


こういうの着た事なかったから…。



私はシュウに選んで貰った服を持って、支払いを済ませるとシュウの所に戻った。



「あれ買ったんだ?」


「うん。シュウも何か買いなよ?」


「いらない」



仕方ない。
今度シュウが好きそうな服でも買って来るか。


誕生日の事とか、
今日付き合ってくれた事とかお礼がしたいしね。



「じゃあ、そろそろ帰ろうか?」


「うん」



私はシュウの色に染められ、シュウに惹かれている事にも、依存している事にも気付いていなかったんだ…。