一曲、二曲と曲は流れていき、最後の曲が終わると、
ウェイターが私に花束を、シュウに小さなプレゼントの箱を渡し、大きなバースデーケーキが運ばれて来た。


そこで照明が明るくなり、少しずつレストランの雰囲気に戻っていく…。



「これ、開けてみて?」


「うん…」



シュウに渡されたプレゼントを開けると、
中にはダイヤモンドのついた指輪が入っていた。



「ずっと好きだったんだ…。俺の事、ちゃんと男として見て欲しい」


「……」



私の胸はキュンとなって、言葉を失った。