シュウは私の手を引っ張って、強引に中へと入って行く。


やだ。
絶対にやだ!
会計どうするのよ~?!


こんな静かな高級ホテルの中じゃ、とてもじゃないけど言えなくて、
私は仕方なく着いて行った。


エレベーターで30階迄上がり、シュウは何だか楽しそうで、私は高額請求が来る事だけを考えて、鼻血が出そうになった。


レストランに入ると、
気品のあるウェイターに案内され、予約席の札が置かれた席に座る。



食事をしている人を見れば見る程、私の予想金額は跳ね上がり、頭がクラクラした。



こうなったら何でも来い!
二度と味わえない高級感を堪能しちゃうんだから。