「はい。
赤崎 煌月(アカサキ ホタル)くんは
Day3コース3年生クラスです。
プログラムと書類のファイルを持って
中に入ってください。」
「おぅ。サンキュー。生徒会長さん。」
「えっ?」
「歓迎の言葉、読むんやろ?」
ツンツンと指さされて
ポケットを見る
あっポケットに
入れたまんましてた
読む紙
「生徒会長がするもんだろ?
それ。頑張ってね。」
茶髪でスーツをカッコよく
きこなした彼は
そうあたしに告げた後
誘導係に連れられて
ホールに入って行った
「かっこいい…」
同じクラスなんて…
「ほらー。もたっとしないっ!
うしろ詰まってんやけん」
「はぁい。」
あたしは真奈に怒られつつ
マニュアル通りに
受付をこなした。