「真奈ー。終わったよー。」



エントランスに設けられた

受付で
名簿とにらめっこする真奈




そんな険しい顔せんでも…



かわいい顔が台無しやって…




でもめちゃくちゃ怖い顔してるし
目つき怖すぎてあたしは

そのままそっと触れないようにした。





真奈様はお怒りのようです
ってことになりかねないから!!



「んじゃあ。あたしと受付。お願い。」




「了解!」




あたしは受付ブースに入り
各クラス、コース別に
ミスが無いか
チェックをする




「DAY3コース…えっ…」




あたしは
そこに書いてあった名前に
言葉を失った



「つばき…ひっなた…」



「ん?葵。どーかしたん?」



「あぁー。いやっ!?


だっ大丈夫。


何もないけん。」




あたしは全力で否定した


いや。


全く大丈夫じゃないんやけど




DAY3は
月水金に授業がある
クラス形式のコース。



あたしはそのDAY3の3年生



彼…



椿くんは…



あたしはもう一度
名簿を確認する





…3年生じゃん。



えっうそっ。これマジ?



「おーい。あーおーいー。」



「わぁぁぁ。」



「んもー。


時間ないんやけ。


ぼーっとせんで。」




「…ごめん。真奈。」



うん。
今は仕事中



しっかりせんと!




もうすぐ新入生くるし
そこで確認できるやん!




あたしは真奈に煽られて
先を急ぐように
名簿の確認を終わらせた。