予想通り、濱野とはカラオケで普通に歌って、濱野が一発芸をして...
本当に楽しかった。
こんなに笑ったのは久しぶりじゃないかなって思うほど笑った。
友達といるときは気を使ってばかりで自分でいられない。
けど濱野といるときは、素の自分でいられるんだ。
「今日はありがと。楽しかったよ。」
「おう。こちらこそ。またカラオケ行こうな!」
この日を境に私と濱野は、月に2、3回は2人でカラオケに行くようになった。
私がどんなに元気がないときでも彼の笑顔を見ると自分も笑顔になるんだ。
私は本当に彼が好きだったのだ。