月曜日___



今日は公園で待ち合わせ。


予定の時間よりも20分も早く着いちゃってどうしようかと思ったけど、濱野もいて安心した。

公園に着いたときには、濱野は一人でブランコをこいでて笑っちゃった。



「なあ、高野。明日用事ある?」


「明日?ないよ。」


「それじゃあ、ちょっと付き合ってくれないか?」


「は?どこに。」


「ちょっと買い物。」


「二人で?」


「ああ。」


「...いいよ。」



濱野は私のことが好きなのかな、そう思った。

だって気のない女子に二人で買い物に行こうなんて誘わないでしょう?


正直、私も最近濱野が気になっていた。

だから。もし濱野が私のことを好きなら嬉しいな...




「あれー、二人とも早いね〜。」


みんながきた。


ちょっと残念だなって思っちゃう。
もう少し、話していたかった。



「で、自由研究何する?」


「無難に植物の研究とかでよくね?」
井上のこと一言でこれに決まった。


「それじゃあ、買い物と世話係と記録係、それぞれ2人ずつね。」

買い物係は紫苑と千夏。
世話係は井上と吉田。
記録係は私と濱野。


なんで私だけ男子と一緒なの。

不満を抑えながら笑顔で頷いた。

私だって本当は紫苑と千夏とやりたいよ。
でも、きっと紫苑と千夏は2人でやりたいんだ。
何かいつも3人でいると、私だけ距離感を感じて虚しくなる。


「それじゃあばいばーい。」

今日はこれで解散だ。

明日は濱野と買い物に行く約束をしているから、家に帰ったら明日着ていく服を選ばなきゃ。