「・・・・っ・・あっ・・どし・・よ」


「・・っ・・千麻・・ちゃん?」



困ったように眉根を寄せて零した言葉に反応し、確かめるように彼女の頬に触れてみると。


俯き堪えるように目蓋を閉じていた彼女がスッと光を取り込み潤んだ眼差しで俺を見つめること数秒。


の、後・・・。



「・・・・っ・・・イっても・・いいですか?」


「っーーーーーいいよ・・・」



衝撃の確認に撃沈。


なんてエロティックで可愛い確認してくれてるんだろう!?


だから・・・俺安いんだって言ってるのに!!




「・・あっーーーーんーーー」


「っーーーーー、はぁ・・・・」



グッと彼女の奥まで重なる体と、快楽に染まる表情に酔って心臓が強く跳ねた。


締め付けられるような感覚に一瞬引きずられそうなのを何とか回避。


ゆっくり息を吐くと、高まった痺れをどうやら少し逃したらしい彼女がぼんやりと微睡んだ目で見下ろし、すぐに柔らかく口づけると唇を掠めたまま快楽を零す。



「・・・・・気持ちいい・・・」



どんだけ・・・どんだけ俺を乱したいんだろうこの子。




「・・っ・・・・ありえん・・」


「・・・・はっ?」


「・・・あり得ないよ、・・・・・どんだけ上手くて快楽に弱いの千麻ちゃん!?」


「・・・・・」


「俺もう今までにない千麻ちゃんってだけでキャパいっぱいでドキドキしちゃってるんだよ!?」


「・・・はぁ、」


「もう・・もうさ・・・本当っーー」


「・・・・・・お嫌いですか?」


「・・・っ・・・」


「私が・・・上で積極的なの・・・・・・お嫌いですか?」





だから・・・・その愛くるしい顔で覗き込むな。





「・・・・・っ・・・・・好き・・・・最高です」


「・・・そ、・・・・嬉しいわ・・・ダーリン」





狡い・・・。



可愛い・・・。



そんな不意打ちではにかむなよハニー。



全身の血が騒ぐ。


目の前の存在が愛おしいと。


ずっとこうして・・・捕まえていたいって。


言いようのないもどかしい感情が胸の内に満ちて苦しい。


好きで好きで・・・・・・、







ねぇ?


どうやったら・・・、


一生俺の隣にいてもいいくらい好きになってくれる?