未玖「凛音のことだからめっちゃいいのなんじゃないのー?」

は、何だそれ。きしょい。
完全嫌味だこいつ。面白半分で言ってくるのがいちいち腹立つわぁ…。

『そんなことないって。未玖のほうがきっとすごいよ!(ニコ』

そう、きっとね、きっと。

数分後

まだ夕飯の時間になってないから女子トークなう。
大体こういうときに話すのって愚痴か恋バナだよね。くだらなすぎて鼻で笑うわ。はっ←

涼華「ねね、未玖ちゃんって好きな人いるのー?」

未玖「えー、うちー?誰にも言っちゃダメだよ…?」

いやそれフラグ。言っちゃダメとか完全バラされるタイプだし。
まあこいつの場合、恋する乙女ってー、ちょー可愛くない?的な感じだろ。可愛くないわボケ。一応好き程度だと思う。

未玖「実は…櫻井なのっ」

…ワッツ?
サクライ?あぁ、あの櫻井か。
ぶっちゃけどーでもいい。そんなきゃぴきゃぴに言われてマジになれっかよ。

『え、櫻井なの?』

未玖「うん。あいつかっこよくない?」

かっこよくない。
もう1度言う。かっこよくない。

『まあ…他の男子に比べたらかっこいいしね』

美咲「ていうか普通にかっこいいよねー」

きっと今櫻井、くしゃみしてるんだろうな…。なんかごめん。

櫻井モテてますね。わろえない。