コンコン...


「勇太、入るよ?」

「おう!入れ」

勇太の部屋のドアを開けると
いつも通りの光景が広がる。

黒で統一された綺麗な部屋。

「今日は誰とやったん。」

「わかんない、知らない人」

「は?覚えていないの?」

「うん、酒めっちゃ飲んだからかな。」

私は勇太のベッドに座った。

「ルリ、自分の体くらい大切にしろ」

「わかってるよー。」

わたしは荷物をまとめた。

「じゃあ夜ね、オムライスごちそうさま。」

「おい、帰って大丈夫かよ?」

「なにが?」

「だって、、、」

勇太、心配してくれてんだ。

「ありがとう、平気だよ。」

「おう、なんかあったらいえよ。」

わたしは頷くと、勇太の部屋をでた。