わたしはその日から

彼と暮らしはじめた。

寝る場所は別で
わたしが仕事が見つかるまでは
家事、料理はわたしがやっていた。

わたしはいつも朝早くに起きて
彼にお弁当を作る。

それから見送りをして
掃除を始める。

でも、彼がなんの仕事をしているのか
それは教えてくれなかった。
しかも彼はわたしに絶対に寝室だけには
入らないでくれと念をおされていた。
だからわたしはいつも彼の寝室以外の
部屋を掃除していた。

彼は謎が多すぎる。