ファミレスに入ると
席に案内され、わたしは
好きなものを頼んだ。

「ねえ、ルリ。なんであんなことしょうとしたん?」

彼の顔をみると真面目な顔に
なっていた。

「話したくないです。」

わたしは下を向く。

彼はため息をついた。

「仕事は?」

わたしは沈黙をつづける。

「わかった、まず俺のこと話す。」

は?
わたしは顔を上げた。

「俺はゆうき、仕事は迷子センター、好きな食いもんはハンバーグ、好きな女のタイプはとにかくエロいやつ!!」

わたしは笑ってしまった。

「なにそれ、面白い。」

彼も笑っていた。

「やっと笑った顔みれた。」

彼は優しく笑っていた。

わたしはとても心が苦しくなった。
なんで、そんなに優しいの?
優しくするの?

気がつくとわたしの目からは
大粒の涙が出ていた。

彼はその涙をふいてくれた。

「辛いことがあったんだな。」

わたしは泣き崩れた。

「うん...」

やっと素直になれる気がした。