走って走って海に着いた。

「ここって、、、」

そこは、わたしがよく子供の頃
父親と母親と来ていた海だった。

もうあの頃には戻れない。

わたしは財布と携帯を砂浜に置き
冷たい夜の海に足を入れた。
海の匂い。大好きだった。

わたしはそのまま足を
海の中へ沈めていく。

さようなら、


そしてごめんね。