「ゆかり、おはよ。」

知らない男のキスで目を覚ますわたし。

「おはよ、、、」

眠い目をこすって
重い体を起こすわたし。

「おれ、もう行くけどどうする?」

わたしは周りを見渡した。

あ、そっか。
わたし、この男とラブホテルに来たんだ。


「まだいる、お金払っといて」

「おっけー、またな!ゆかり」

「うん」

筋肉質で顔も覚えていない男が出て行く。

わたしは下着を着て
ベッドから出た。

「あー!ねむい、てかゆかりってだれ」

わたしの本名違うし。

もう慣れたこの生活。

汚れたわたしの体を抱いてくれるのは
やりもくの汚いダサい男だけ。