わたしはその夜


酒を大量に飲んで酔いつぶれた。

勇太にはまた心配をかけちゃった。

なにを話したのかも
なにを自分がしたのかも
覚えてない。

思い出したくもない。

その夜

わたしは酔った勢いで
勇太にキスしてしまった。

そして勇太に甘く

「ねぇ、勇太」

「ん?」

「抱いて、、、」

甘く囁いてしまった。
わたしは最低だ。
幼馴染にそんなこというなんて。
なにかが崩れていくのが
自分でもわかった。

わたしはその日勇太に抱かれた。
勇太はわたしの名前を
たくさん呼んでくれた。

でも所詮は恋愛ごっこ。
中身はからっぽの愛の無い行為だった。