「て、ててててめぇ!!!んな格好でリビングに入ってくんじゃねぇよ!!!この無駄にフェロモンダダ漏れ野郎!!!」


あたしは防御する体勢に入り、身構える!!


「美香。そんなに照れるなって。許婚の裸くらい見慣れてないと、これから先苦労するぞ?」


「なっ!!!!!」



このエロエロ冴木野郎!!!



なんちゅー卑猥なことをッ!!!



「お、お母さん!!!コイツを早く追いだし…………って、ちょっと?!」


お母さんが冴木野郎の裸に釘付けで、固まってしまった……!


「~~~っお父さん!!お母さんがコイツに誘惑……………ってオイ!!お父さん!!?」


なぜか父親も頬を染めて冴木野郎を見ていた……。



「美香、すまない。僕の美しさは男女問わずなんだよ。だから美香だけのモノになるには、少し時間がかかってしまうんだ。許してくれないか?」




………………はぁ!!?



ナルシストに磨きがかかっていやがる!!


「てめぇの裸なんかより、もっと素敵な人が世の中にはたくさん溢れてるんだよっ!!!」


「あ!そういえば幸子さん、二郎さん、俺から二人にプレゼントです。」



このやろっ!!


あたしを無視しやがったな!?