仕方ないな。投げ飛ばしたのは事実だし……。


素人には使っちゃいけなかったよね。


例えどんなに救いようの無い、女ったらしでも。


「分かったよ。持つから早く行くぞ！」


とあたしは先に外へと飛び出した！



「じゃあ幸子さん、いってきます。」


「ヒロ君、気をつけてね？！美香を遠慮なく使っていいから！」


「いや、それはできませんよ！美香も女の子なんですから…。大切にしないと。」


「まあ！ヒロ君ってば！！ヒロ君はやっぱり優しいのね！美香に気を遣わなくていいのよ？！」


「いえ、僕の本心なので。力が強くとも、僕の眼には女の子に見えますから。」



サッサと来いよ！！



この猫かぶり趣味野郎ッ！！！