翌朝ーーー





「じゃあ、学校行ってきまぁ~す……。」



と、あたしは玄関のドアを開けた。




その時。



「ちょっと美香、待ちなさい!ヒロ君の鞄、持ってあげなさい!!」


と、母親登場!


「え!?な、なんであたしが!」


「なんでって!忘れたの!?美香がヒロ君を投げ飛ばしたせいで、ヒロ君腰を打ったのよ?!!あなたが介抱するのは当然でしょう!?」


「だ、だって…!昨日のは、不可抗力というか!その、……なんというか。」



すると、ヒロ君こと“冴木野郎”が腰に手を当てて登場してきた!



ゲッ!



なんというタイミングの悪さっ!!


しかも超わざとらしい!!