そんなこんなで金髪野郎との同居生活が始まった……。





いまは夕飯時。


コイツの荷物を部屋へ嫌々運んで、お腹もペコペコだった。



「ヒロ君、どぉ?おばさんの料理、ヒロ君の口に合うかしら?」


「はい。とても美味しいです!」


「そお?!良かったわ~。まだおかわりあるからね?」


「はい。ありがとうございます。」




はあぁ~~。




あり得ねえ……。




よりにもよって大嫌いな奴と同じ釜の飯を食うことになるなんて……。



嫌すぎる!



お父さんとお母さんはスッカリコイツに騙されちゃってるし。



あぁ~~!!



イライラする!!



と、一人悶々としていると……。


「こら!美香!!ヒロ君にお醤油とってあげなさい!!」


………へ?


なんだ?