「僕のこと、美香はまだよく知らないし、それにまだ10代だから、そういう反応は仕方ないよね。」



はあぁぁ!!??



何言ってんだよ!!?この坊っちゃん野郎ッ!!!



「まぁ、ヒロ君!素敵ね!!美香の罵声を受けとめてくれるなんて……!!」



ば、罵声って……。



ちょっとそれ言い過ぎじゃね?



するとキッ!と母親の眼が一瞬で鋭くなる!!


「美香!とにかくヒロ君はうちの家に預からせていただくから!!こんな良い子は他にいないわよ?!!」


「なっ!!お母さん、勝手に決めんなよ!!それにコイツ今はただ猫をかぶっ」


「とにかく!ヒロ君のご両親が海外赴任でしばらく日本に居ないの!!その間はうちで引き取るから!」



う”っ!!


マ、マジかよ……!!



こうして否応無しに、親たちの計画が進んでしまったのだった……。





すると!!






「ククッ……。」




!!!




そしてあたしは忘れはしない!


この時の金髪野郎の、あたしを馬鹿にしたような笑い声が聞こえたことを…!!



あの野郎〜〜〜〜!!!!