ど、ど、ど、どうしよう!!?



このままじゃ冴木に、




き、キッスされてしまう"ーーーーーー!!!!!




もう目も開いていられないあたしは、思わずぎゅっとかたく目をつむったっ!!!




その瞬間……!!





「………………と、太郎は花子のふっくらとした唇に、自分のそれを押し当てたのだった。」




………………………、



…………………、




………え?



「……………はっ?え!??はな…こ……??」



なんだ!?花子って!?



冴木からまた予期せぬ言葉がお口から飛び出してきて、



あたしは当惑し、呆然とし、唖然とした………。




なんなんだ…?



花子…と太郎………って、一体なんなんだ……??



冴木は可笑しそうにあたしの顔を見て笑うと、そっとあたしから離れて部屋の机の方へ歩いていく…。




……………………………。




……………待てよ?




ーーさてはっ!!



「〜〜んのエロ魔王冴木ッ!!!さては、あ、あたしをからかいやがったな!!?ふざけんなよ、てめぇーー!!覚悟はできてんだろうなあ!!?」



と、拳に力を入れて奴に放とうとしたその一瞬!



目の前が白一色に染まった!!



「うわっ!?何だこれ!!?」