となりに座ってた部長があたしを見て目を丸くしている……！


「た、橘ちゃん？！ちょっと大丈夫？！！」


「最低だぁ〜〜！！！こんなこと考えるなんて！！！真実かどうかもわかんねぇのにぃ〜〜〜！！！！」


「そ、そうだったのね！！や、やっぱり……悩んでたのね！……これからの冴木くんとの事。」


「ぬわぁーー！！どうすればいいんだよ……………………って。え？！！ぶ、部長？！！」




なぜだ！？


なんであの変態男冴木の名前が出てくんだ？？！




部長はウンウンと頷いている…。


「…あの、部長！？なんで関係ない冴木の名前が今出てくるん」


「あ！いいのよ！？橘ちゃん、無理に言わなくても！！私にはわかってるから！！」


「………ハイ？！！」




部長………。



いま絶対違うことを考えてるよな？！



あたしが部長を疑わしい目で見ている横で、

部長はそんな視線などお構いなしに妄想を膨らましていた……。



「そうだよね～、相手があの冴木くんなら悩むわよね～。うむ。」



え”？！


いったい何を悩むんだ？！！