「わかった、わかった。…………はい、おしまい。」




ぐわっ!!!!!




「えぇー!!もっと深くしてよぉ~ !!」


「だってお前、グロスが付いててベタベタになっちまうだろ?だからまた明日な?」



ひ、人が呼んでんのに!!



あの野郎~……!!!




「おい、冴木。返しちゃっていいのか?……って、あれ?!ちょっと?!」



あたしは自ら歩み寄って、冴木ヒロの前に立った!



「……あれ?君は、確か昨日の一年生?」


冴木はあたしに気付いて微笑みかけてきた。



ふっ……。



どっからどう見ても遊び人じゃねぇか。