「おい!ちょっと待てよっ!!俺はお前の下着姿を見に来たわけじゃ、」




ドゴォ!!




「なっ!!おい、やめろ!!!物投げんな!!」


「さえきぃぃ~~~!!!底抜けのタラシだとは思ってたが、まさかあたしの下着姿をも見に来るまで堕ちたとは!! 〜〜〜っ許せん!!!!」



ドカン!!!



ゴトッ!バキッ!



あたしは枕や椅子や鉄アレイ等投げつけたが、


冴木は器用にそれらをかわす!



「ベージュの何が悪いんだよ!!くそ!トドメだあぁぁ!!!」


と、あたしはベッドを持ち上げる……!



「ーーーっ!!?や、やめろってサル子!!!…ったく!あぁ~~、もう悪かったよ!!!俺が悪かったから!!だから落ち着けよ!!な!?」


と、冴木はそう言って急いであたしの部屋から飛び出していった。



くそ~~!!



ベージュ色のどこが悪いんだよ〜〜〜!!?



「冴木の馬鹿野郎ーーー!!!」




そしてあたしがようやく落ち着いたのは、それから二時間後のことだった…。




だから興奮してたあたしはしばらく気がつかなかったんだ!


あたしの携帯に一通のメールが届いていたことを……。



【件名:サル子へ



お前の憧れの人には気をつけろよ。




飼い主 こと ザエ様 より】