あたしは早川さんの笑顔に思わず見惚れてしまった……。


「…??どうしたの、美香ちゃん?」



ハッ!!



いけない!!!


早川さんを穴が空くほど見ちゃったよ!!



「いいいいや、あの、早川さんってやっぱり、その、き……綺麗だなぁ~……って。あ、あはは!」



やばいっ!


今度はどもりすぎたっ!!



すると早川さんは可笑しそうに口に手を当てて笑い出した。


「ふふっ。ありがとう!美香ちゃんもとっても可愛いのね!ずっとあの時のお礼をしたいと思ってたから、今日会えるのを楽しみにしてたの!だからまた会えて嬉しい!」



きゃーーー!!



可愛いってまた言ってくれたっっ!!!



「ああああたしも、早川さんにまた会えて、嬉しいデス!!」



だって会いたくてさ、

我慢できずに昨日電話しちゃったんだよね!!


早川さんにさ…!



「立ち話もなんだから、中に入る?」


と、早川さんが目の前のカフェを指差した!


「ハイ!是非!!行きましょう!入りましょう!!飲みましょう!!」


「ふふ!じゃ、どうぞお先に。」


と、早川さんがあたしのために扉を開けてくれた!



あぁ~素敵すぎだぁーー!!



これは絶っっっっ対に、冴木には内緒にしておこっと。


アイツ底抜けの女たらしだし!