「もう!…ヒロのバカ!もう知らな〜〜い。」




バタン!




女はそんなヒロの態度に飽きたのか、屋上から出て行った…。




「……ったく。しつけぇヤツ。他の野郎とシテろって。」


ヒロは女を蔑(さげす)むように、そんな言葉を吐いてまた目を閉じた。




すると。




キィー……



「ん…?もう戻ってきたのか……?うぜぇ。」


扉が開く音がした。



しかし、屋上に入ってきたのは意外な人物だった!


「……ねぇ、やっぱり、辞めない?」


と、さっき出て行った女とはまた別の女の声がヒロの耳に届く。


「いいじゃん。大丈夫だよ。俺たちしかいないから…。」


と、男の声も聴こえてきた。


「で、でも。こんなところ誰かに………、ぁ。やん!」


今度は女の喘ぎ声が聴こえてきた…!



ヒロは体を起こすと、下を覗いてみる。



「……っ!」



それはヒロにとって、驚くべき光景だった!!