「た、確かに、あたしが悪いのは認めるよ!!で、でも、心配して……な…なにが悪いんだよおぉ〜〜〜!!!」


「……………猿。」


「帰りも……お…遅いし、ほ、本気で心配…した……んだぞおおぉぉ!!!!うわあぁぁ〜〜!!」


不覚にも、あたしはまた冴木の前で号泣してしまった…。



「ざえぎの分からず屋ぁ〜〜!!バガ野郎〜〜〜!!変態ぃーーー!!!」


「ばっ!馬鹿!!だから声が大きいんだって!!」


「フガッー!」


冴木の手があたしの口を慌てて封じる!


「わ、わかったよ!!わかったから、もう叫ぶな!な?!」


「フガッ!」



ゆっくりと冴木の手があたしの口元から離れていく…。


でもあたしの涙と鼻水はなかなか止まらない……!


「うぅっ。グスン、ズビッ!」


「ぶはっ!お前汚ねえなー。」



むっ!なんだよ!!



誰のせいでこんなことになってると思ってんだよ?!!


馬鹿冴木!!


あたしは赤く腫れた眼で、冴木を思いっきり睨みつける。


すると。