でもそんなこと気にしてなんかいられない!!


「オバちゃん!!!お願いだから教えてくれよ!!!!」


オバちゃん達はあたしの勢いに完全に押されてて、目を大きく見開いて固まっている!


「冴木はあたしの家族なんだ!!!!だから絶対死なせたくないんだッッ!!!!」


「な、なんだぃ??さてはあんた、轢かれた高校生の……妹さんか何かなのかぃ?!」


「さ、冴木は、あたしの、大切な家族だから……!!うぅ……!」



冴木……!!!




あたしの眼からは熱いものが頬を伝い、それは次から次へと流れていく!



「冴木ぃ~~!!!死んじゃヤダよおぉーー!!!!冴木のバカァーーーー!!」



「…おい。」



「冴木のエロ野郎〜〜!!!うぅっ。でもエロい奴だったけど、死ぬなんてあんまりだあぁぁ〜〜〜〜!!」



「誰が死ぬって?」



「ざえ”ぎぃぃ〜〜!さえ、」




……………………。




………………。





へ……??



その時、あたしのすぐ側で声がした。