「あたしが何したってんだよ!?この詐欺野郎!!!人を馬鹿にすんのもいい加減にしろよッ!!!?こんちくしょーーーーー!!!」



「「し、失礼しましたああぁぁーー!!」」


ダダダダ………



チャラ男どもはとんでもないスピードであたしの前から消えていった。


「あぁーー、スッキリした!あのチャラ男どもに八つ当たりはしちまったけど、少しは気が晴れたな~。」



すると。



「あ、あの。有難うございました!助けて頂いて。」


と、後方から澄んだ声が聞こえてきた!


あ!!さっきの人!


冴木への鬱憤のせいですっかり忘れてたっ!!!


あたしは慌てて、さっき絡まれてた女性に返事をする。


「い、いえ!そんな!困った時はお互い様っていうじゃないですか!あはは。」


「ふふ。とっても可愛らしい女の子ね。本当に有難う!助かりました!」



わぁー……!



この人、すっごい美人さんだなぁーー!!