その日の放課後ーー




「よぉ~し!授業終わり~!部活、部活♪」



あたしは道着を鞄にしまう。



「美香、もう部活行くの?早いね。」


と、あたしの前の席に座ってる優子が振り返って言った。


「うん!早く練習してみんなに追いつきたいからね!優子は掃除当番?」


「そうなんだよね。しかも生物室!あの教室の独特な匂いがあんまり好きになれないし、しかも遠いし!」


と苦虫を噛み潰したような顔をしてる。
それでも優子はやっぱり可愛いかった!



「そっか!頑張れって!あたしも頑張るからさ!!なっ!」


バシッと優子の肩を軽く叩いた!